H27年第8回蒼鷹杯錬成剣道大会(H27.3.8)

 平成27年3月8日(日),横山市民センターにおいて,要成館剣道教室の部内戦である,第8回蒼鷹杯錬成剣道大会が盛大におこなわれました。

 この蒼鷹杯は,要成館の保護者と先生方が協力参加して,試合の方法や進行,係や事前準備を通して,大会の運営を学ぶ貴重な経験をする機会として,また,道場生は日頃の剣道をプレッシャーなく披露し,部内のライバルと戦える貴重な機会として,また,今年度から試合に参加するデビュー線として位置付けた大会です。

 試合は基本試合のクラスC,3年生以下のクラスB,4年生以上のクラスA,エキビジョンマッチの紅白にわかれた団体戦の内容で進められます。

 まずは,Cクラスの基本試合の試合から開始。切り返し,面,小手面,胴,掛り稽古10秒の打ち込みを本人自らが選んだ元立ち選手に元気よく打ち込みます。気合,打突,残心を審判5名によって判定する基本試合が行われました。
 本人の実力もさることながら,元立ち選びが実は重要になっており,上手に引き立てることが勝敗を分ける試合がありました。踏込と打突が一致した,大きな技に1年間の確実な進歩が見て取れて,ほほえましくも実力拮抗した試合が1回戦から行われ,素晴らしい試合を選手は見せてくれました。
 入賞した者は素晴らしい内容でしたが,全員甲乙つけがたい試合を見せてくれました。
 優勝してカップを受け取るK君の誇らしげな笑顔が印象的でした。

 Bクラスの3年生以下の試合では,錬成大会で経験を積んだ者と最近特練稽古で実力をつけているK君の見ごたえある戦いが注目されました。入賞した3名はそれぞれ素晴らしい剣道を持っていて各大会において入賞まであと一歩の実力者がそろいました。また,それ以外でも殊勲の一本を取るものが多くみられ,攻めの剣道にこだわった,取りつ取られつの見ごたえのある試合が多くみられました。
 S君の抜き面,T君の迫力の飛び込み面,Kさんの出ばな面,敢闘賞のNさんの落ち着いた剣さばきは印象的でした。何より2位入賞のK君の出ばな小手と気合は素晴らしく,優勝者のH君は上げ小手,追いこんでの面と自在の攻撃を見せ一皮むけた剣道でした。特練で一番の稽古量とやる気が結果となって表れた「練習は裏切らない。」を証明した優勝でした。

 Aクラスの4年生以上の試合は,各種大会の入賞者がそろう実力拮抗した内容。各選手は勝つことに集中して部内戦の雰囲気ではなく,むしろ本大会の雰囲気での試合が続きました。その中で優勝したUさんは頭一つ抜け出た感じで,豪快な面技と返し胴,鍔迫り合いでも男子を圧倒し順当な優勝でした。2位のF君も体を生かした豪快な面と機を逃さない引き胴,出小手に返し面と,多彩な技を繰り出し,実力者のI君を倒しての堂々の入賞でした。3位はM君試合慣れしていない選手ですが,誰もが愛すそのキャラクターと一生懸命な剣道が今回花開きました。引き胴は素晴らしい打突で自信の一本。課題は前に出る技のタイミング。やや振りは大きいものの面が相手を捉え始め,今後の活躍が期待出来る経験となったのではないでしょうか。

 エキビジョンマッチの団体戦は,今後の錬成大会での作法を学ばせる目的で,全体を紅白に分けて,応援の仕方やチームで戦う面白さを,今回は特別に応援の声ありで行いました。会長と館長がそれぞれ監督に座り,保護者と子供たちの声援の中,大いに盛り上がった内容で,一日の大会をしめるにふさわしい内容でした。

 最後に,この蒼鷹杯では,パンフレットやトーナメント表作成等に要成館名誉保護者会長であるMさんが多大なご協力をしてくれています。そして,事前準備にたくさんの保護者の方がご協力していただき,大会の運営にはそれぞれが役割を分担して大会を盛り上げていただきました。普段お話が出来ない保護者の方のお顔が見れ,楽しそうに声援を送っていただき,ますますこの蒼鷹杯の価値を見直すことが出来ました。
 
 いよいよ平成27年の戦いが始まりました。5月には日野市で錬成大会が始まります。今年子供たちがどんな剣道を見せてくれるのか,一緒に皆さんで楽しもうではありませんか!

  応援をよろしくお願いします!

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