第36回東京都道場対抗剣道大会(H18/10/15)

 平成18年10月15日(日)東京武道館において,東京都道場対抗剣道大会が行われました。
 要成館剣道教室からは少年の部に2チームが参加し,男子のAチームと女子のBチームに分かれて熱戦をくりひろげました。

 男子Aチームは,高輪警察署少年剣道会Bと対戦,先鋒の拓ちゃんが早々と一本を先取するも相手の先鋒も粘り強く戦い,終了間際に同点とされ引き分けに終わる。次鋒てっちゃんも立ち上がりから豪快な面を決め押し気味に進んでいたが,ここでも一本を返され同点,終了間際に良い面が当たったものの一本にならず残念な引き分けとなる。中堅優祐は6年生となり,最近特にのびてきた選手です。選手選考の際も今までにない闘志でレギュラーを獲得し,この試合でも堂々と技を繰り出しました。独特の間合いとタイミングから打つ技は非常に受けにくく,立派に中堅という大役をつとめました。結果は引き分けでしたが,実力を出した試合でした。副将は体調不良の選手に代わり出場の陽介,まだまだ試合経験が少なく,やや荷が重い予想でしたが,それでも表から裏へ攻撃に変化をくわえ何とか踏ん張ろうとしていました。しかし,相手の副将の選手のほうが数段上手で,結果2本押し込まれてしまいました。こうなると大将戦は2本勝ちを取らなくてはならない展開に,平ちゃんもエンジン全開でかかっていきましたが,やや空回りぎみで地に足が着かず相手の大将に冷静に決められ彼本来のバネを生かした伸びやかな剣道が出来ませんでした。
 先鋒・次鋒と勝負を考えれば一本勝ちをとれば良いのですが,先行しているのに無理に引き技を打ったり,中途半端に鍔迫り合いから間合いを開けて下がったりしたところを打たれてしまいました。勝負の流れを読めない経験不足がでてしまいました。2勝で後衛陣に回すのと追いつかれての3わけで回すのでは,戦い方も違ってきてしまいます。この敗戦を今後の戦いの教訓としてしっかり憶えて起きましょう。

 女子Bチームは更正剣道会Aと対戦,先鋒のあっちゃんはやる気満々だったものの相手の先鋒が非常に強く,あっというまに勝負を決められてしまいました。次鋒のさくらは得意の引き小手をタイミングよく決め,相手に傾いた流れを引き戻し緊張した試合となる。相手次鋒も意地で返し同点として中堅戦へ,ここで中堅のみっちゃん!身長も高く恵まれた体から,大きく伸びやかな面を立て続けに決め,流れを取り戻す大きな2本勝ち!副将ももちゃんは一本取られ,下がる悪い癖がでてきたが「さがんな〜」の神の声に奮起し,間合いを取って非常に落ち着いた剣道をその後披露したが残念な一本負け。そしていよいよ大将戦へ,みゆさん気合全開で打ちかかるも相手大将もさすが男子の力で押しまくり白熱した試合展開,中盤相手の面が当たりだし苦しい展開となるが,それでもチームメートの声援を受けて必死の戦いを続けたが相手に2本取られてしまいました。

 ももさんとみゆさんはこれで中学生活最後の大会が終わりました。勝利で最後を飾れなかったですが,今日の戦いはとても良かったです。高校でもぜひ剣道を続けてください。

 課題の残る試合でしたが良い経験が出来た試合内容でした。まずは選手のみなさんお疲れ様でした。

 また,引率の保護者の皆様,朝早くからお疲れ様でした。

                                   要成館剣道教室 館長 


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