大垣杯

 平成20年3月30日(日)東府中の日吉体育館において、むげん会主催による平田杯・大垣杯に参加しました。この大会はむげん会の保護者による積極的な活動が見られ、また、大会の趣旨も一人でも多くの試合をし、たくさんの思い出を持って帰ってもらいたいといった大会である。

 しかし、参加している子供たちは、府中刑務所樹徳会を始め、全中代表の府中第一中学校剣道部、浅間、南白等と、そうそうたる顔ぶれがそろい、決して楽しい感じで試合が行われるものではなく、身内同士での大会にしては非常にレベルの高い試合が見られるのが特徴と言えます。(さすがは大会委員長、子供の実力を把握し、うまく組んでありますね)

 さて、我が要成館剣道教室の子供たちはどうだったでしょうか?基本組の試合に幸先よく準優勝者を出し、勢いをつけてのぞんだものの、大会組み合わせは同じ実力の者同士を予選リーグに組んでいるので、どの会場も白熱した展開が見られました。

 その中から小学4年生以下の部で準優勝・第3位を獲得!特に第3位の選手は昨年からめきめきと頭角を現し、その存在感はいつのまにやらピカイチとなった選手です。最近は剣道が好きになっているようで、上達は目を見張るものがあります。好きだから上達するのか、上達するから好きなのか?まさにこの例にあてはまる良い活躍でした。
 
 一方、5・6年生の部は結果はいまひとつな感じでした。ほとんどの選手がリーグを抜けられず苦戦をしていたようです。もっとも、同じレベルのリーグですので内容は決して悪くはなかったと思います。あとは自信の持てる技で勝負できれば良いでしょう。

 基本防具組の選手も場の雰囲気にのまれず良く戦っていました。この経験を積み重ねていきましょう。

 中学生は女子に切れを見せる選手がいました。樹徳会のエースOさんにあたり、まさに胸を貸してもらう試合でしたが、この経験は非常に大きいと思います。女子のトップ選手と試合ができたのは、今後の経験に大きな肥やしとなることでしょう。
  男子も実力どおりの試合運びをしていました。しかしもっと挑戦者として思い切って仕掛けても良かったと思いますが、内容は悪くないと思います。今回はじめて試合に出て一勝をあげた者もいましたが、内容・態度ともに立派でした。

 反省点は上級者が小さい子供の面倒をもっと積極的に見れれば良かったと思います。試合前に肩をたたき「よしいけ!」と送り出してあげられれば、どんなに本人は心強いか。それができずボーとしている者が多かったのが、まだ要成館が試合なれしていないところだと思います。
 
 昨年は入賞者が一人もいなかったことを考えれば、今年は実り多い大会結果でした。個人でもそれぞれが課題を持って帰ることのできたすばらしい大会でした。

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