7/20.21 夏合宿

 

 関東地方の梅雨も明け、夏空のもと、今年も恒例の夏合宿が山梨県北杜市の北辰館遠藤道場(八ヶ岳)行われました。

 今年は、会長の参加がなく、参加人員は道場生22名、指導陣は館長とAコーチ、N先生、E先生及びH先生の5名です。保護者のお母さんは4名の参加をしていただき心強い援軍です。

 20日(土)に午前7時宝泉寺駐車場に集合し、高尾山インターチェンジから中央道へ渋滞を進み談合坂SA双葉SAで休憩をしながら、韮崎付近での工事渋滞はあったものの、予定より30分の遅れで無事に北辰館に到着しました。途中、マイクロバスのナビゲーションが農道を誘導し道路幅がギリギリのピンチを向かえたものの、運転手の神業的な回避能力により、何とか到着することができました。

 到着後は、すぐに着替えて道場で剣道形及び木刀による剣道基本稽古法の稽古を行いました。小学生と中学生に分けて集中した稽古が行われます。形の稽古は、この合宿が年間を通して行う唯一の稽古機会なので、しっかりと稽古がなされました。
 持参した昼食のお弁当を食し、休憩をはさんで、いよいよ午後の稽古に突入します。気温も30℃を超えて期待していた八ヶ岳の涼しい気候とはならず、湿度こそ東京ほどではないものの、小学生には厳しいスタートとなりました。

 稽古は通常稽古で行われ、暑さのため、休憩を多くとり、また、中盤は、数を振る稽古ではなく、技練など、技術的理解の稽古に当てて、個人の理解を高める稽古を主に行いました。
 特に打突の機会や出鼻の取り方についての研究をし、その他に、各自が苦手としている出小手の打ち方や胴打ちの竹刀軌道について稽古が進みました。
 終盤では、先生方が基に立ち、指導稽古で積極的に掛かっていきました。終わりに夏合宿名物円陣素振りで本数を振込み、本日の稽古を終了しました。 稽古については、非常に声も出て、暑さに負けず元気に乗り切った印象です。A先生の「プールの時間が無くなるよ~。」の悪魔の囁きによって、すっかりコントロールされてしまっている状況に、A先生の人心掌握術の恐ろしさを感じずにはいられませんでした。

 稽古の後は、八ヶ岳グリーンヒルホテルでのプールです。冷たいプールが稽古で熱くなった体を冷やします。稽古以上に楽しい声が室内プール上に響きます。1時間半のプール遊び後に宿の戻り入浴後、食堂で夕食の時間となりました。夕食はとんかつにエビフライ量も多く食べ残しを心配しましたが、残飯として出る量がほとんどなく、しっかりと食事をすることができました。

 夕食後は道場内でお楽しみ会をお母さん方が企画し、ピンポン玉スプーンリレーや伝言リレーなど楽しい時間を過ごしました。この後は中庭に移動して花火大会で大盛り上がりです。年長者が下の子の面倒を見て火の始末をしながら安全に楽しんでいました。

 消灯時間は10時30分とし、寝床に入りそれぞれがゲームをしたり、話をしたりして学年の壁を越えて親睦を深めました。

 先生方と保護者の方々は、今日の慰労と明日の合宿に向けて、懇親会を行い、日ごろのご家庭の子供の様子や、剣道のことなどを聞きながら予定より少し解散が遅れましたが、今日一日についての日程を終了しました。

 21日()、午前6時起床とはいっても、すでに5時頃から元気な声が寝床から聞こえてきます。6時30分に玄関前に集合し、朝の散歩に向かいます。正面には八ヶ岳、後方には富士山が望めて夏らしい青空の中、清々しい一日の始まりです。散歩後は玄関前で素振りを行い7時30分には朝食をいただきます。
 先生と中学生は夏合宿恒例の朝稽古を6時30分から開始し、S先生がいない朝稽古は少し寂しいものの、A先生が稽古会を引継ぎ、朝から鋭い気合が道場に響いていました。また、今回は、後乗り込みの中学生女子2名と3名の中学生を加えて、朝稽古会もにぎやかに行われていました。

 朝食は、納豆、生卵、のり、ハッシュポテトにサラダとみそ汁と十分な朝食です。しかし最近は納豆や生卵(TKG)が苦手な子供も増えているようで、確認をすると約3分の1が食べられないとの申出があり、手を付けず回収しました。好き嫌いだけではなくアレルギーの問題もあり、近年では無理に食べさせず、残させることが当たり前の食事が定着しています。

 一方で、食事におけるお茶碗の持ち方や箸の使い方、食事中の姿勢や態度ができていない子供も多く見られ、その他にもトイレのスリッパの脱ぎ方や玄関での靴の整頓、宿舎での荷物の整理など、課題は山積の状態です。今年は残飯になる量が少なく、非常にしっかりと食事を摂ることができており、また、しつけの面でも、各ご家庭での指導が行き届いている様子が感じられましたが、数名の子供は指導をさせていただきました。ご家庭でも注意してご指導をお願いいたします。

 稽古は8時30分から開始。腹ごしらえに昨日の形を披露して今できる状況を確認し、たった1日で上手に披露することができました。

 その後は、ひたすらゴールに向け稽古の開始です。脱落者もなく打ち込みから指導稽古、係稽古に円陣素振りで全日程を終了しました。

 昼食にはカレーライスをいただき、2時に合宿所を出発して、一路八王子に向けて走り出しました。中央道は相変わらずの小仏峠渋滞の表示、20㎞2時間以上の通過表示に、N先生は大月で降りて相模湖・津久井湖周りで八王子を目指し、マイクロバスは談合坂で降りて20号線を進み大垂水峠から八王子へ、H先生とTさんの車は中央道を渋滞の中を進み、どの車が八王子に一番乗りをするのかチキチキレースが始まりました。結果はマイクロバスがビリ(もっとも休憩2回の工程では大健闘)となりましたが、6時半までには宝泉寺駐車場で解散ができて、許容範囲内での渋滞を乗り切ることができました。

 さて、令和6年度の夏合宿を総括すると、最近の中では一番声が出て、内容が濃い合宿であったと思います。また、都大会前の中学生の参加や、日本武道館大会の前の参加となり、各道場生が剣道にしっかりと向き合って稽古をしていたように感じました。

 今年は会長が不参加で、初の館長主体での夏合宿であったところ、大きな事故やケガもなく、調子に乗って指導される道場生もなく、良い経験ができました。遊びと稽古の切り替えも、自分たちでしっかりできて、楽しい二日間となったことでしょう。

 最後に、今回の合宿に際し、毎回駐車場を貸していただき差入もいただいた宝泉寺住職のFさんにこの場を借りてお礼申し上げるとともに、一緒に八ヶ岳まで来てお手伝いをしていただいた、KさんMさんTさんTさんの4名のお母さん方と指導補助いただきましたN先生及びE先生に感謝いたします。また、子供たちのために寸志を、EさんIさんKさんから頂きました。差入をTさんからいただきました。そのほか様々な方から応援をいただきこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。要成館の活動に対し、ご理解とご協力に感謝いたします。

 夏本番、いよいよ日本武道館の大会が7月と8月に開催されます。8月にはさらに学年別個人練成大会が行われます。ここから一気に10月の市民大会まで試合を行っていきます。各道場生は、今の自分を超えていけるように暑さに負けずに稽古していきましょう。

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