JR東日本ジュニア剣道大会(H298.8)

 


 夏の蒸し暑い空の下、日本武道館で、今年もJR東日本ジュニア剣道大会に参加しました。

 先日の道場連盟の全国少年剣道大会に引き続き、今年2度目の日本武道館です。大会関係者のスムーズな進行で、開会式、基本錬成と日程をこなし、いよいよ一回戦が始まります。

 一回戦のお相手は、千葉県の富山剣道スポーツ少年団。着付けも良く、おそろいのレギュラー胴としっかりとした剣道をする第一印象です。

 先鋒のN選手は出鼻に一本旗をあげられるも、先にかけた剣道で相手を圧倒、幸先良い二本勝ち。

 次鋒のNさん、面を見せての籠手であっという間の二本勝ち。

 中堅のK君、今回抜擢された選手です。実力はあるものの試合で発揮できない課題を持っています。今回も良いところなく二本負け、流れを変えてしまいました。

 副将は本来は大将のS君、一本決めてくれるであろうと送り出します。ここも良いところなくあっという間に二本負け。貯金を使い果たしてしまいました。

 大将はH君、信頼の安定感です。しかし、この試合では一本を欲しがり、籠手を拾いに行く悪い剣道、相手に一本を取られ、逆転。面にかぶるように檄を受けて本来の剣道を取り戻し同点の面を決め、いざ勝負!しかし、相手大将の渾身の相打ち面に旗3本。

 なんと先鋒次鋒が二本勝ちからの逆転の敗北となりました。

勝負を考えれば、中堅以降は引き分けで逃げても良いところでしたが、日本武道館にきて、逃げる剣道で勝ってもどうなんだろうと考え、選手には勝負に出るように指示しました。結果は逆転を許し、敗退してしまいましたが、正々堂々の勝負は、一片の曇りなくすがすがしい戦いでした。

 しかし、勝負は勝たなければいけません。

 今後の課題として、この敗戦を糧に次の試合に臨みたいと思います。



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