フィリピンと日本が、今後もますます友好でありますように!
剣道を通じて、剣道の素晴らしさをあらためて感じた一日でした。
何とすがすがしい稽古であろうか。

  

 2017、夏の稽古にフィリピン剣道連盟のインティングさんが出稽古にいらっしゃいました。

要成館には、T先生の紹介で、日本でのセミナーの後に、ぜひ日本の子供たちの剣道を見てみたい、一緒に剣道を楽しみたいとのお考えで、要成館の子供たちと剣を交えました。

 写真では写っていない旦那さんは、大柄で日本の暑さをものともしない剣道で、休まず元立ちに立って稽古をしてくれました。
 体当たりをしたら吹っ飛ばされそうで、見た目の優しい笑顔がさらに恐怖を誘い(笑)最初は子供たちもしり込みがちでしたが、中盤には子供たちも列を作り稽古をお願いしていました。
 稽古終わりには大粒の汗を拭きながら、子供たちと談笑している姿が印象的でした。

 奥様は写真の通り、笑顔・笑顔です。剣道は中心を責める真っ直ぐな技を繰り出し、日本の選手が当たり前に使うフェイントや当てっこの技など使わず大きな剣道で、お相手した私自身も胸を張り、真っ直ぐな面で勝負したくなってしまいました。近々四段を受審とのこと、頑張ってください。

 最近T先生のご紹介で、外国の剣士が要成館の稽古に参加してくれます。彼らは勝負の技術は未熟でお世辞にも強いとは言えません。しかし考えてみれば、他国の、それも剣道という異質な競技を日本人以上に愛し、日本人剣士が忘れている「武道」としてのアプローチをもって、この世界で同じ剣道をしてくれていることに尊敬を感じずにはいられません。
 彼らが使用している剣道具を見れば、必ずしも実力に見合ったものとは言えません。日本に来たついでに防具を買うにも、物価が違い、我々が思っている以上に簡単な買い物ではないでしょう。そして、国に帰れば恵まれた環境であるはずがありません。剣道をすること自体が非常に難しい環境であることは想像がつきます。それでもこうして剣道を愛し、言葉は通じなくとも、みんながハッピーに剣道を通して関係を持てることに感謝したいと思います。

 あぁ~、一度日本を抜け出して、防具一個持って、世界の剣士と剣道したいなぁ~‼


 ポーランドの山田さんは稽古しているかなぁ~。(笑)

 インティングさん、また日本にお越しの際は、稽古お待ちしています。



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