第65回 八王子市民大会(H23.10.9)

 平成23年10月9日(日)今年も八王子市民大会が盛大に開催されました。今年は参加者も多く,久しぶりの賑わいを見せ,大会関係者のご苦労と審判及び役員のご苦労に感謝するとともに,会場観覧者の混雑が予想され,いつもの場所取りと混乱が始まるのかと気がかりでした。
 毎年通路に中学生や高校生が防具を置いてあふれ,トイレに行くにも人の間をぬって行かなければならない状況でしたが,今年は学生さんたちはアリーナ横のスペースと開放された柔道場?等に荷物を置き,懸案事項であった会場の混乱も見られず,大会関係者のご苦労が,結果として見えた良い大会の滑り出しとなりました。

 さて,私は第5会場の審判員を仰せつかり,交代の合間に子供たちの試合を見ていたため,全員の試合は見れませんでしたが,その中から印象的な試合をいくつか述べたいと思います。

 まずは小学1・2年生の部,基本組が始めてエントリーしたものの,試合に出せるレベルに達せず,全員欠場の中,Uさんが一番手で出場,一本先にとられても堂々と二本取り返し,さい先良い勝利。立会いにやや問題があるところですが,今後に改善したいと思います。二回戦では非常に相手も強く,一進一退の攻防に低学年ながら見ごたえのある内容でした。

小学3年生の部,ごめんなさい!見ることができませんでした。

 小学4年生の部では,R君が良い剣道でした。持ち技となった飛び込み胴を確実に決め,相手を圧倒しての二本勝ちに,合宿からの成長を感じる試合内容でした。
 J君は残念な内容でした。勝ちたい気持ちが,技を小さくし,手先であてにはしり,本来の大きな剣道ができませんでした。自分を捨てて打つ事を課題にして今後の稽古に取り組んでください。

 小学5年生の部では,U君が勝ち進み,もう少しで入賞という所まで勝ち上がっていました。落ち着いて試合の順番待ちをしている姿に,精神的な成長を感じました。なかなか稽古には参加できませんが,特練稽古に来れば積極的に稽古に参加し,内容が充実している事が,今回の躍進につながったのかもしれません。

 小学6年生の部では,前回三位のHさん,Kさんに注目していましたがHさんは稽古不足,Kさんはまだ自分の剣道がまとまっておらず,それなりの内容でした。ますますの稽古を望みます。
 一方,昨年逆旗や運の無い旗に,入賞を逃した悔しい思いのI君は,順当に勝ちあがり,三位入賞。結果の出た事にハナマル!
 M君は残念でした,やはり小手面や技のつながりを考えて,自分の剣道をマイナーチェンジする時期に来たようです。

 中学女子の部は期待のYさん,相変わらず技の決めは悪いものの,瞬発系の剣道で相手を圧倒していました。後は自身も理解しているムラッケをどう克服するかで,毎回入賞する選手となれるでしょう。

 中学男子の部は,中学最後の試合に気合が入るT君に注目!次々と強豪を破り,ベスト4をかけた大一番。相手は元八青少対の強豪O君!先に引き際に一本を追い込んで面を先制し,俄然有利な内容,しかし時間はまだたっぷりあり,気のぬけない状況でしたが,う〜ん,あっと言う間に得意の小手を取り返され,その後持ち直したものの二本負け。守りに入ってしまったのが敗因です。金星を逃してしまいました。

 一般大人の部ではDさん,相変わらず良い面!ちょっと後半左足が曲がっていましたが,いつもの癖ですので,普段から気をつけましょう。

 シニアの部は,今年は全体のレベルがアップしている印象です。怪我無く楽しんで試合ができてよかったです。来年もぜひ参加してください。Bさん来年の一勝に向け,稽古をしてみてください。

 大会全体としては,審判員のレベルが向上し,不可解な旗や明らかなミスが減っている印象でした。進行もスムーズに行われ良い大会という印象が残りました。

 要成館の選手は,入賞まであと一歩の,ベスト4やベスト8までは結構勝ち上がっていましたが,あと一勝が遠いと感じました。この一勝が入賞との境です。普段の稽古に工夫と努力が必要です。みんなで頑張って来年には今年の自分を超えた結果が出るように成長しましょう。

 最後に,午後の部の会場係のお手伝いをしてくれた,中学生S兄弟とA君T君,ありがとうございました。また,朝早くから引率の補助をしてくれた保護者の皆さんありがとうございました。

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