東京都少年少女学年別個人錬成大会(H28.10.10)

 二日続きエスフォルタアリーナ八王子での大会、本日は学年別個人錬成大会です。

 昨日の混乱の無い入場とは規模も違い、朝から京王狭間駅はロータリーもひとであふれて警察車両も出動し、大混雑の様子、午前8時半に入場が始まると、我先にと入場口に殺到し、係員も一苦労の状態です。

 観客席も多いとはいえ、さすがは東京全域からの来場に満席状態です。

 要成館は最初から場所取りを放棄しての大会に臨む姿勢で、混乱とはかけ離れた入場です。しかし、そこは持っている男、他団体が二重取りしていた観客席を二列も譲っていただき席を確保。
 防具置き場もがっちりとキープし、完璧な滑り出し。「う〜ん!持ってる、俺。」

 コートは14面もあり、市民大会とは規模も倍違い、子供たちに自分のコートと襷の配布をし、各コートに大人を一人配置して万全の布陣で臨みます。
 14面もコートがあるとなかなか試合が見れないので、観客席からK君のお母さんにLINEで支持をいただき、一つでも多くの試合を見れるように今回してみました。私は中央で仁王立ちに待機し指示を待って移動するのでした。

 さて、試合は、昨日3位に入賞した三年生のHさんが順調な滑り出し、昨日と変わらず、今日も自分の剣道をしていました。あとは面を打ち切ることができれば、入賞も夢ではないでしょう。

 今日は三年生のK兄弟のR君が主役のようです。一つ一つ丁寧に試合をし、勝つごとに面技にさえを見せ、負けた試合も内容では勝っている状態でした。ブロックの準決勝まで上がったのは立派でした。負けた後は面も外さず大号泣で、今後に期待したいと思います。

 その他に目についたのは、5年生のNさんです。スピードはもともとあったものの、ガムシャラさが出ない性格に、試合では結果が出ません。それでも相手を観察し冷静に一本を取る剣道は素晴らしいです。技術と心が一致したときに、先輩たちと肩を並べる予感がします。もう少し時間がかかりますかねぇ〜。

 5年生のH君、昨日は優勝。今日は一回戦負け。判定の難しさでしたね。旗は割れました。手数の方を優先するか、一本性の打突を優先するか迷うところです。籠手面が惜しい技でしたが、あともう少し旗をあげさせなかったところが反省点でしょう。 

 5年生のS君は自分の剣道を見失っていますね。先にかけて面を取る剣道が返し技を多用し、本来の剣道ではありませんでした。市民大会と錬成大会ともに自分の剣道ができなかったようです。

 5年生のT君はすっかり場に慣れて剣道が落ち着いてできるようになりました。結果がついてこないことに落胆していますが、このままでよいです。稽古を誰よりも最後まで残ってやっている姿をみて、きっと突然勝つときが来ると思います。それまで腐らず稽古を続けてください。「稽古しないものには勝利はおとずれません。」まだまだこれからです!

 5年生のKさん、自分から声を出して打てるようになりましたね。両手も伸びて剣道がかっこよくなりました。負けてもおばあちゃんは褒めてくれるはずです。良い剣道をこのまま続けてください。

 5年生のK君、やっと実力の半分が出せましたね。稽古での強さは保証します。それを試合で出せるようにしましょう。「稽古は試合のように、試合は稽古のように。」です。まぁ、緊張しすぎですね(笑)

 5年生のN君、Aコーチから教えてもらった剣道で西東京剣道大会は勝負してみてください。君ならここからいけるって!

 6年生は、
「う〜ん、ぱっとしないなぁ。」、西東京の試合頑張って下さい。

 中学女子はなんといってもNさん!強豪相手に飛び込み籠手一閃!次の返し面も良かった。もう素人ではないですね。少し競技の方へ気持ちを移す時が来たかもしれませんね。

 道場連盟の大会は、どの試合を見てもレベルが高く、要成館の子供たちにとっては、たとえ1回戦負けでも貴重な体験です。
 八王子という小さな池から東京都という大きな池に飛び込む勇気、自分が全く手も足も出ない相手と試合をした時の恐怖、あきらめ、くやしさ。
 死に物狂いで戦った充実感、勝利の歓喜、そして勝ち負けの経験から感じる、相手への尊敬と感謝。

 
捨てるところが全くありません。

 要成館は、道場連盟の大会で優勝はしないかもしれません。しかし、我々は懲りずに挑戦を続けます。今日も全員が堂々と戦い、堂々と負けました。さあ!胸張って帰りましょう。

 この経験を次につなげるために。

 
今日も、うちの連中はかっこよかった!
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