第21回少年剣道学年別個人錬成大会

 
令和4年7月3日(日)武蔵野の森総合スポーツプラザにおいて、学年別個人錬成大会が開催されました。今回初めて大会に参加する道場生もおり、要成館から総勢23名の参加者での戦いが始まりました。

 小学1年生の部では、期待のkさんが出場です。もしかしたら上位に食い込むかもと期待した選手でしたが、1回戦の相手が優勝候補とあたり残念な結果となりました。ここが決勝かと思うほどの内容でしたが、負けは負け、次に期待します。頑張って稽古して次には勝ちましょう。
 H君も自分の実力は出しましたが、一本を取るには至らず課題が残る内容でしたが、まずは一回試合を経験したことが良かったと思います。

 小学2年生の部は、M君が当て感の良い試合を進め勝ち上がります。素早い出鼻面に飛び込み小手のコンビネーションに自分の剣道の勝ち方を感じる試合内容となったと思います。

 小学3年生の部では、Tくんが初試合です、終始相手に押し込まれてはいるものの、自分の技を効果的に出し、今できることは試合で出した内容です。あとは自信をもって打突できるような技を稽古で身に着けるようにすれば十分勝ちを得ることができるでしょう。
 Tさんは、最近一本が取り切れない状態です。特に自信をもって打突していた面がバランスを崩しているようで、当たっても一本にならない状況です。普段の稽古で出鼻の面ともっと小手技を練習してみると良いと思います。
 Kくんは今回結果が出ました。ベスト16まで勝ち上がり、負けた試合も勝っている試合でしたが審判の旗に嫌われてしまい、延長で惜しい敗退となってしまいました。敢闘賞どころか3位以内に勝ち上がる実力をみせての堂々とした剣道でした。このまま自分の剣道を続けてください。次こそは3位以内に入れるように厳しい稽古をするようにしてください。
 Hさんは、自分らしい剣道をしていました。弱点でもある回して打つ小手に面をかぶせられての敗戦は、自分の剣道をあらためて見つめるきっかけとなってほしいです。素晴らしい剣道センスをもっています。もってどん欲に稽古をしてほしいです。このままで終わってしまう剣道ではないです。もっと早く、もっと強く打突することを目指して稽古してください。
 小学4年生の部ではH君が出場しました。寄居錬成会では自分の実力の無さに絶望し、そこから五日市練成会で覚醒した注目株です。試合内容も自分らしい剣道がしっかりできていました。軽快なフットワークからの伸びやかな面は自分の特徴です。抜き面に飛び込み小手と随所に良い技を出しています。自分の特徴である、スピードのある速い剣道を追求してください。

 小学5年生の部は、期待したものの勝ちきれない試合が多くみられました。そんな中でも、T君が良いない良いの試合を見せてくれました。初出場の試合で出鼻面をしっかり打ち切りました。次は小手も胴も打てるので、持っている技を出し切るような勝負をしたら良いと思います。
 K君はなんだかんだと言って間合いを有利に作って抜いて面を打ち勝ち上がり、N君は良い技を打ってはいるものの、いまだ手ごたえの無い状況です。T君はパワー系の剣道に弱いことがわかり、S君はやはり手の内がきかない打突です。課題を稽古に出せるようにしてください。

 小学6年生はKさんが錬成大会でデビュー、もう少しで面打ちが形になりますがまだ自信をもって打突できないようです。それでも、しっかりした試合内容に、次は一本を取るように実践練習をしていきましょう。

 中学生の部は今回それぞれの課題が浮き彫りになったようです。良い結果や内容の者や全然だめだった者、それぞれが感じた内容を普段の稽古に生かすようにしてください。
 特に今回錬成大会デビューのHさんは内容の良い剣道です。前に出る技に磨きをかければ勝ちを拾うことができるでしょう。恵まれた体を生かして伸びやかな剣道をしてください。
 一年生のK君は中学生の剣道に変わるときです。試合に使うスピードと技を考えましょう。
 F君、基本はできている。試合に勝つための技がない。自分の打突を相手にあてる工夫を、ここで真剣に考えなければ、この先も勝つことはできない。
 Hさん、技が単調、ミスショットが多い、つっかけて打ってしまう。出鼻面と出小手の正確さを稽古でつかむようにしてください。
 Tさん、内容が良くなってきています。打つ前の作りもやっとできるようになってきました。このまま試合展開を考えた稽古を続けてください。
 
 保護者の皆さん1日お疲れ様でした。要成館的には1日充実した内容でした。子供たちの可能性を感じる1日ではなかったでしょうか、今後の活躍を期待します。応援よろしくお願いします。

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