新型コロナウイルス感染症の新規感染者が,580人前後で推移している状況で,全日本剣道連盟のガイドラインに従って稽古を再開し,活動していましたが,特に最近の拡大状況を鑑み,要成館所属の道場生の健康と安全について,活動を継続することが困難と判断しました。

 現在,若年層には無自覚者が拡大し,学校や経済活動の中で,自由に行動しており,各自の自粛を促しながら,行動は「各自の責任」において任されています。
 学校での部活動再開は,教育的な見地から必要と判断したものと思われますが,要成館の活動はあくまでも任意での活動であり,現在の活動は,各学年別及びクラス別による,区分分けでの稽古を実施しているところですが,各自が注意していても完全に安全が担保されたものではありません。

 つまり,任意であるがこそ自己責任で活動に参加する道もありますが,逆に任意だからこそ,いったん引くことも可能であるということです。特に,剣道家の目標である,各種試合・昇段審査会など,年内の活動はすべて終了しました。そのため,日々の稽古の積み上げは大切ですが,今,安全性を無視して稽古を活動することはリスクが高いと言わざるを得ません。

 八王子市では,コロナ患者の増加が抑えられず,高校での感染拡大や休校処置もとられ,消毒作業によって再開する学校も出始めています。また,若年層の感染者は,無自覚者が多いため,さらに感染の拡大が止まらない状況です。

 このような状況を総合的に判断し,今回は12月の稽古を実施しない判断に至りました。実際稽古を継続していける状況にありますが,万が一当会から感染者が出てしまい,他の道場生に感染が広がってしまえば,その影響は決して少ないものとは言えないと考えます。

 希望者による自主練稽古や大人だけでも一般稽古を実施する案もありましたが,やはり現状を考えると,苦渋の決断として稽古を中止することが妥当と判断しました。

 以上,道場生や保護者の皆さんには,様々な御意見があると思いますが,まずは2週間の中止期間を設け,20日に納会を実施し,年内の活動を終了して,来年1月10日の稽古始めに活動を再開したいと考えます。

 コロナに対するワクチンの接種の安全性や効果的な薬の開発が,いまだ不透明である状況でまずは自分たちができることをするということで,我々の身を守っていくことにしました。
 1か月後の再開時に,コロナ感染症が収束に向かっていることを期待し,積極的な後退をすることに御理解をお願い申し上げます。

 今だコロナウイルスの全容が解明されておらず,対処療法でしか対応ができない状況を考え,社会情勢を鑑み,様子を見ます。再開に向けて各自が不要不急の生活を継続されて,20日の納会に稽古できるようにお願いいたします。

 要成館館長 内田


トップ アイコントップページに戻る

令和2年12月中の稽古中止について(御連絡)