第15回蒼鷹杯争奪練成大会 R7.3.2
今回で第15回の開催を迎え、当会全体参加の部内戦である、「蒼鷹杯」が横山第一小学校体育館で行われました。午前中には、連盟主催の一級審査会があり、6年生5名及び中学生1名の合格がありました。
さて、試合はクラスを4つに分け、Aは中学生及び現6年生、Bは小学校高学年及び中学女子、Cは小学校中学年、Dは基本の組とそれぞれに組み分けをしました。
最初に、エントリー数が13名と一番多い、Bクラスから試合を開始します。トーナメントはくじ引きで、負けても敗者復活を行い、一人2回は試合ができるように組んであります。
今回、優勝したのはなんと、現3年生のKさんでした。4・5年生の先輩たちに体の大きさや年齢を感じさせない試合内容で戦い、確実に勝ち上がります。受ける時に手元を挙げて、その角度から打突するので右から捻った打突が目立つものの、速い一拍子の小手と思い切りのよい飛び込み面、返し胴に引き小手と終始流れに乗った勝ち方で、一気に勝負をつけてきました。
決勝戦も、勢いに乗っているTさんに狙いすました返し胴で一本勝ちと、今年の活躍が大いに期待できる内容の勝利でした。また、負けた準優勝のTさんも自分らしい勝ち方がしっかりできた内容でした。決勝戦は間合いの攻防で慎重になり、「お見合い状態」の悪い癖が出てしまいましたが、今日の試合内容をもう一度振り返って、次につなげてほしいと思います。
その他にも、会場を沸かせる試合が多く見られ、実力が拮抗した試合が多く見られました。3年生のKさんは打突に勢いが出てきました。跳ね足と打突時の左手の位置を直せばさらに強く打てますね。
4年生のHさんは間合いの攻防にたけており、パワーに頼らない剣道ができていました。あとは何で勝つか自分の勝ち方を意識してほしいと思います。
5年生のT君の剣道は成長を感じる内容でした。速いストレートの面が効果的に打てるようになっていました。
審判賞を貰ったK君も、引き込んでの展開ができるようになり、もともと持っている良い出小手に担ぎ面とバランスが良い試合展開であったと思います。あとは手の打ちで小さく打てると完璧です。
中学女子のAさんは、試合経験が少ないので、今回は下のクラスに入れましたが、課題である一本を取ることができるようになってきています。もう少し打突時に力を抜くと良いです。もちろん気合は大切ですが、構えや打突に無駄な力が入ると、しなやかでキレのある打突ができません。特に振り被り、振り下ろしにも必要以上の力を入れず、手の内を利かせる打突を課題にしてみてください。
O君は自分らしい気合の剣道ができていない印象でした。良くも悪くも一本気の面が武器なのですから、そこを信じて積極的な試合展開を見せてほしいものです。
K・Mさんは、二足一刀からしっかり打ち切る技が出ていました。中学では剣道を続けないとのことですが、この1年で技術的に大きな成長を果たしたと思います。
K・Yさんは、一級での好調な内容がしっかりでていたように思います。伸びやかな面打ちと小手打ちは素晴らしい剣道でした。
Eさんは、先の練成会で、すでに立派な剣道を披露していました。一本をしっかり取れるようになり、返し胴や飛び込み小手と展開内容も良いです。初段も合格圏内の素晴らしい内容でした。
基本の組は、優勝のE君が素晴らしい内容でした。気・剣・体が一致した打突は素晴らしいバランスであり、急遽エキビジョンマッチを組むほど基礎ができていました。練成会に参加した経験が生きているように見えました。
準優勝のNさんも、素晴らしい内容です。今年4月で1年生となり、本格的に試合デビューが近づいており、今年一年を楽しませてくれる予感がします。
S君も最後まで一生懸命できました。剣道をもっと好きになってください。ますます稽古を楽しんで、上手になってください。
Cクラスは小学生中学年です。優勝者のH君は、稽古経験が長く、さすが実力の違いを見せてくれました。一点気になったのは、打突して抜ける技が少ないことです、ぽんと打って、その場で止まってしまう手打ちの技が多く見られました。注意してみてください。
E君はだいぶ形が整ってきましたが、「もっと早く、もっと強く」を意識して、素振り・基本打ちを大切に稽古してみてください。基本動作の反復が上達の近道です。
Tさんは、間合いに関係なく、前に飛び出てしまう打ち、打突時に左手が中心から外れ「への字打ち」になることが課題ですね。ビデオを見て確認をしてください。連戦になっても自分の実力が出せることは、体力も精神力もついてきた証拠です。
Aクラスは、中学生です。K君は素晴らしい立ち上がり、速い小手がやっとモノになってきています。面は担ぎ気味の技を一本にしますが、小手の打ち方で面を打つ練習をしてください。同じモーションでキレのあるストレートの技が打てるはずです。(2年前から言っていることですけどね。)今回の試合内容は、決して調子が良かったからではなく、自分の持っているポテンシャルを発揮した結果だと考えてください。このぐらいの地力はもともと持っている実力ですから。
優勝はT君。一本調子の攻めが課題でしたが。最近は間をずらすこともできるようになり、もともとの打突力と相まって、攻めに崩しが出てきました。また、出小手や抜き胴、返し面といった技も見せるようになり、猪武者は卒業のようです。今回も自分の力をいかんなく発揮し、勝ちきったことは評価できるでしょう。剣道にもっと傾倒し、「なぜ、どうして、どうすれば」と、いろいろと考えて稽古をしてほしいと思います。
T君も、さすがは中体連ベスト8の剣道を見せてくれました。今まで、中体連の試合は生で見る機会がなかったので、活躍している動画を見て、今回どのような剣道を見せてくれるか注目していた一人です。懐に入るスピード感と小手を鋭く打突するところに、自分の課題をしっかりとらえて稽古し、成長を見ることができました。返し胴の制度をもう少し上げましょう。
さて、Eくん!どうしますかね。自分の剣道で勝つイメージをもって、必要な技を習得しないと、試合では通用しないことは分かりました。基礎はできたので、応用を考えて稽古しましょう。
N君、負けない剣道を考えないといけませんよ。自分の勝ち方を変えてはいけませんし、この技で一本を取るといった展開が見えないのですが。良くも悪くも自分の型にはめて展開できるようにしなければいけませんね。
S君、楽しいことが全てです。ケガのないように、今は違う角度で剣道を楽しみましょう。もしかしたら君が最後まで残るかもしれません。
6年生2名も、さすがは実力者と感じる打突を出していましたが、ここは先輩の意地が勝った結果になりました。
Iさんの小手は圧巻の打突でした。そろそろ試合で使える小手面とか、攻撃型の返し面とか打てるとレベルがさらに上がりますね。
H君、そろそろ中学生のレベルを考えてバージョンアップが必要なのでは。スピード・パワー・技の切れ・気合など、考えることはいっぱいありますね。
今回、審判をしていただいた先生方、ありがとうございました。おかげさまで無事大会を終了することができました。審判でこれから大会に出てもらうので、今後も引き続き、審判技術を磨くようにお願いいたします。特に一本の見極めと立ち位置、反則の表示と、課題が多く見られました。選手にとって試合は1回勝負ですから、誤審は許されません。日ごろから審判に馴染んでいただけると良いと思います。また、会場係のお手伝いに来てくれた中学3年生の方々、ありがとうございました。23日に卒団稽古を行います。よろしくお願いいたします。
保護者の皆様、平素より、要成館の活動に御理解と御協力をいただきありがとうございます。4月から新学年となり、今年の大会も始まります。本日、子供たちの成長を一緒に見て、今年一年、皆さんと一緒に進んでいきたいと思います。子供たちの成長を大いに期待したいと思います。
令和7年度も、皆さん楽しんでいきましょう。よろしくお願いいたします。
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