足立高校大会 R7.5.6

 

 昨日と2日間にわたり、足立区五反野にある足立高校武道場において、試合が行われました。本日は小学4年生以上及び中学生の個人戦が行われ、練成大会での敗戦からどのように立ち上がるか各道場生の戦いに注目します。 

 小学生の部では、各参加道場のレベルが高く、アップの時点で今日の戦いが厳しいものになることが予想できました。 

 小学4年生は3名の出場です。

 H君の試合内容は悪くないものの決定打に欠ける展開です。特に課題である踏み込みがうまくできずに打突に気剣体の一致が見られません。強い踏み込みができないと強い打突が生まれないので、稽古で意識してみてください。 

 K・Kさんは自分のできることを試合で出そうとする意識が伝わってきました。最近剣道に対する姿勢が積極的になり、良い結果を求めて稽古していることが伺えます。左足の癖である「跳ね足」も修正しつつあり、あとは手ごたえが欲しいものです。強い相手と当たり勝利をつかむことはできませんでしたが、手も足も出なかった内容ではありませんでした。相手も無駄打ちがなく、試合時間としては短い内容でしたが、ただ相手の出際に打つだけでなく、一本を意図した打突が求められることを理解できたのではないでしょうか。 

 KSさんは剣道の質が一段上がった印象です。まだ体も小さく上級生との試合は厳しいものではありますが、そんなことも感じさせない雰囲気で試合ができていました。試合自体は結果が出ませんでしたが、練成会を積極的に行い、様々な技を試していることは良い内容でした。特に相手の入り際に一本を取った一拍子の出端面や表から竹刀を乗せての早い面、面に見せての小手など技としての工夫が見られ、申し合わせでの勝率が上がっていることが感じられました。体が大きい、学年が上といったハンデを跳ね返す剣道をできるように剣道をしてください。 

 5年生は2名です。

 E君はまだまだこれから経験値を上げて試合に適応できるようになる選手です。普段の稽古では楽しそうに稽古と向き合っているように思えます。最近では出端面に返し面と、一本を取れる技も取得済みです。今回も先に一本を取り逆転の敗戦でしたが、立ち合いでの清々しい挨拶は本日一番のものでした。あとは勝つ経験を積んでいくことだけです。その時その時で新たな課題が出現しますので、一つずつ克服をしていけば良いと思います。求めればその先には新たな課題があります。 

 M君は自分のすることが論理的に分かった上で剣道をしていることが見ていてわかります。また、課題である自分より大きな相手に対しての試合展開も克服しつつあります。今回は自分より格上の相手に積極的な攻撃と抜き技や返し技とバランスの良い展開を見せて、納得の勝利に納得の負けではなかったでしょうか。申し合わせにおいても確実に勝利数を伸ばしていたように思います。こうなると実力は出せる選手であると感じるので、あとは強者に打たせない防御と攻めをしのいでの逆襲ができれば、コンスタントに賞状に手が届くのではないかと思います。強者に勝つにはどうするのかイメージが大切になります。 

 6年生は6名です。

 TKさんは新たな課題が分かったと思います。自分のリズムでただ打ちを出しているので、伸びやかな良い打ちでも有効打になりません。有効打率を上げるにはやはり技(当てる工夫)が必要となります。攻め・タメ・崩しや間合いなど考えて打突の機会を作ることを考えてみてください。 

 HHさんは悪い形が出てしまいました。スタートダッシュの悪さがもろに出て、試合中に打突にキレがありません。どの打ちも手打ちで攻めもなく相手に合わしているため主導権も取れづに、2分の時間内に自己修正もできずに見せ場なく敗退してしまいました。このような試合は地力のない選手に多く、むらっけのあるため個人戦では大切なところで負け、団体戦ではチームを負けにする重大な敗戦結果を作ります。自分の剣道が良いという自覚をもって試合に臨んでもらいたいものです。 

 TH君はいよいよ自分の剣道をアップグレードしなければ、同学年に通用しないことが理解できたと思います。先に一本取っているのに引き技を中途半端に打ち、追い込まれて同点にされる展開は試合慣れしていない、試合展開を理解していない証拠と考えます。自分から崩して打つ技も振りや攻めが大きく有効打となりません。基本打ちは誰よりも良いので、手の内でコンパクトに打突することができると思いますので、使い分けができるように稽古してください。 

 HMさんは守りの剣道一辺倒です。申し合わせで打って出て勝利をつかむことができたので、出小手や返し胴ではなく、出端面や乗り込んでの面を使って、その上で相手を引き込む展開にしてほしいです。自分から攻めた時の技は有効打になっているのでポイントを確認してください。 

 O君はしっかり自分ができることを行った試合だと思います。打ちは当たっているものの一本にならないのは、おそらく竹刀を腕で振っているからでしょう。手の内の冴えが感じられないので一本になりにくいのではと思います。気合も残心もよいので、一本でも良いかと思う打ちが23本ありましたが、旗が味方しませんでしたね。打突時及び残心の見栄えに注意してみてください。 

 KS君は絶好調でした。強い相手に自分の技を次々と当てていきました。一本取った後の時間の使い方も良く、練成大会の悪い剣道をしっかり修正した攻撃的な内容でした。決勝リーグでも開始早々に最高の出端面を取り、逆転負けではあったものの、素晴らしい試合を披露してくれました。最後は捨てきった面を打った相手を褒めたいと思いますが、次はあそこで捨てる面を打ち抜いてほしいと思います。「勝負は一瞬です。」 

 中学生は省略。

 T君敢闘賞は素晴らしかったです。結果を持って帰れることは評価できます。次はもう一つ上を目指していきましょう。 

 本日は保護者の皆さんにおいては、ゴールデンウィークの中、練成会及び大会に引率いただきありがとうございました。この経験は稽古10回分に匹敵する内容であったと感じます。特に試合ではうまく勝てなかった道場生も、積極的に申し合わせを行って試合をしていました。元を取った良い練成会であったと思います。 

 新学年になって新たな課題を各自が認識したことと思います。今後とも子供たちの成長をともに見守っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。  

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