54回東京都少年剣道練成大会 R7.4.29

 

 令和7年度の戦いがいよいよ始まりました。小学生3人団体戦には2チーム、5人団体戦には1チームと中学生チームは3チームとフルエントリーです。また、個人戦にもフルで参加します。

 今回新たに学年も上がり、昨年度の好調の流れを維持しつつ、練成会での経験を発揮してほしいところです。 

 試合は団体戦から始まり、全12会場で一斉に開始されました。まずは小学生Aチームから試合が開始されました。実力者3名の編成からなる力のあるチームです。全国大会への切符の期待がかかります。

 先鋒・中堅と内容では圧倒的に押しているのに1敗1分けで大将戦となり、ここは意地の一本勝ちで代表戦になりますが、延長の末まさかの判定負け。自分のするべきことができていない敗戦に今日一日を暗示するかのようなスタートとなってしまいました。

 Bチームも粘りなく敗退と全国大会どころか1回戦負けが続き勝負の怖さをあらためて感じました。

 中学生は3チームのエントリーです。ここでも抜擢した先鋒が機能せず二本負けから中堅も一本負けで万事休す。大将は意地の一本勝ちでしたが、またもや一回戦敗退となりました。

 続くBチームも助っ人(陸上部)の中堅が伸びやかな面で一本勝ちするも、肝心の現役が機能せず、代表選での敗退と、これまた一回戦敗退となりました。

 Cチームも目立った内容なく、あっという間の悪夢の全滅となりました。 

 小学生4年生以下5人団体戦チームは、今回初参加のE君を次鋒にして、本来は飛び級で使いたいKさんを大将に添えて、4年生3名、3年生1名と万全の態勢でチーム編成しました。

 試合は先鋒戦から接戦が続きます。終始内容で圧倒するも一本にならず引き分け。次鋒のE君も思い切った面が何本も相手の肩を叩きますが一本にならず引き分け。中堅はいつもの剣道ができず打っては下がるの繰り返しで二本負け。取り返したい副将も一本負けと、大将に勝負を繋げられません。大将は余裕の一本勝ちと残念な敗退でした。ここを乗り切れば賞状も見えていただけに残念な敗退となりました。リーグ上位に進出したチームを見ても遜色のないレベルでしたが実力が発揮されませんでした。 

 この結果を受けて、団体戦は全て全滅という内容に、「捕らぬ狸の皮算用」とは正にこのことかと、勝負の厳しさを痛感しました。自信をもって送り出したメンバーだっただけに、この敗戦は痛い内容です。 

 午後の個人戦でも一度狂った流れは修正できず、1回戦は勝つものの2回戦で競り負ける試合が続出し、良い内容の試合も見られましたが先に進めず、最高で4回戦負けという選手も勝てた試合を落とし、あと一つ勝ちあがると見えてくるベスト8・16の壁を越えられずに負けてしまって、もう一つ成長できるきっかけを失う事が残念な敗戦でした。 

 さて、今回の敗戦に係る感想は、昨年度までの好調な結果、伸びた鼻をへし折られた気分となりました。勝負に絶対はないとはいえ、コーチ3名と今後の稽古の修正点について共有が図られ、次回の稽古から修正していく予定です。 

 チームとしては負けてしまいましたが、個別にみると成長を見せた選手も数名います。 

中学生のT君は、強い体幹を生かした剣道で、単調な打突の繰り返しで攻めや崩し、タメといったことが課題でしたが、無駄打ちも少なく、相手を崩して打突することができるようになっています。また、自信が雰囲気として表れて、良い空気感をまとえるようになったのも大きな成長を感じます。 

中学生のE君ですが、一本は取っていませんが1回戦判定勝ちと公式戦初勝利しました。団体戦出場と合わせて、この経験は大きな一歩となったことでしょう。 

 小学5年生のM君は体は小さいものの大きな相手に対して負けない剣道を工夫して出せるようになっています。自分のすべきことを認識し、実力を発揮した試合展開が個人戦で見られました。 

 小学4年生のKさんは実力通りの剣道でしたが少し剣道に硬さが出ています。特に出端に技が出せるようにすれば試合内容がもっと良くなることでしょう。強い打突ができていますが、しなやかな技も欲しいですね。 

 この練成大会は、多くの課題が見られました。結果が出ないということは、今のままでは駄目であるということです。今回強く感じたことは、相手が強く手も足も出なかったのではなく、勝てる相手に自分の打突を外しまくり、当たっても声が出なかったり、残心が不十分の打突が多く見られ一本を取り切れない「自滅」と言った試合がおおくみられました。また、試合前の入り方や集中の仕方についても確認が必要です。さらに、レギュラー胴を忘れた者が2名いたり、試合開始時間が計算できないため放送で呼び出されたりと試合以前の問題点もみられました。試合に向けてスキのない状況で臨むことが大切であり、今回の敗戦は今後の活動について、技術的にも精神的にも方向性の見直しが必要であると考えます。 

 夏の全国大会の出場権を取りに行く大会での敗戦は大きな痛手ですが、まだやれることがあるということは「伸びしろ」があるということです。この宿題を各自が持って帰り、次の稽古に反映して課題を克服してほしいと思います。 

 最後に、本日も保護者の皆様には朝早くから引率及び応援をいただきありがとうございました。選手は精一杯戦った上での敗戦です。課題は見えているので、今後の稽古及び練成会で修正をしていきます。 

 今後も当会の活動に御理解と御協力をお願いいたします。

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