JR東日本ジュニア剣道大会 R6.8.6

 

 今年もこの日本武道館で試合ができるチャンスをいただき、真夏の日本武道館に全国から剣士が集まってきました。今年の要成館のチームはいつもとメンバーが変わって、部内戦からの勝者であるT君を先鋒に据えて、オーダーもいつもと違うポジションで臨みます。このポジション異動が、どのような影響として出るのか興味深い戦いとなります。

 

 さて、今年も恒例の基本練成が行われ、元気な声が日本武道館に響き渡りました。試合は第三試合と早い順です。お相手は群馬のチーム、おそろいの胴にしっかりとした着付けをしており、やわらかい雰囲気ではあるものの、弱いチームではなさそうです。

 

 先鋒戦、今回レギュラーを取ったT君は、すでに緊張した面持ちで、実力が発揮できるか心配です。開始の合図ですでに硬直し、相手の打突を受けにまわります。手元を挙げての受けが目立ち、自分のフットワークが出せず、リズムに乗れません。先を取られて防御にまわってしまいます。消極的な剣道で、あっという間に上がった手元を打たれての2本負け、予想していたとはいえ、維持を見たかったものです。

 

 次鋒戦は、普段は副将のHさん、先鋒の負けを取り返すべく、果敢に攻めていきます。終始試合をコントロールし、課題の助走癖は出ているものの、流れを引き戻す2本勝ちで後半に繋げます。打突時にもっと振ってよいと思います。まだ打突部位にお気に行っている印象があり、また、残心も洗練されていません。工夫してみてください。

 

 中堅戦は、H君です。今や要成館のエースとして前回大会でも安定した勝ち星をあげて、まさに大黒柱に成長した感じがうかがえます。次鋒の2本勝ちから、ここでしっかり逆転したいところです。相手も決して弱くはないものの、一本取るのは時間の問題とみていました。ところがミスミスミスの連発です。相手が避けてというよりは、自分が打てていない状況が続き、体のバランスもバラバラで当たっても気剣体が一致しませんので旗が上がりません。そうこうしていると流れ弾が当たってしまい。まさかの一本負け。この敗戦がチームに動揺を与えます。

 

 副将戦は、Iさんです。いつもは次鋒ですが、ここは勝ち数をみて、一本取りにいかなければなりません。果敢に攻めて良い技が当たりますが、審判の心は動きません。残心・気合が不十分なのか、良い小手を2発3発と当てますが試合時間が無情にも過ぎていきます。強引に取りに行ったところで一本を取られ、さらにつばぜり際に引き技を打たれ、優位に進めていたのに残念な2本負けとなり試合が決まってしまいました。

 

 大将戦は、K君です。試合は決まってしまったものの、ここは意地を見たいものです。しかし、開始早々から力みが出てしまい、いつもの悪い足癖が出てしまっています。気持ちが空回りし、気剣体一致した伸びやかな技ではなく、手打ちの腕力で振り回す悪い癖が出てしまいました。また、特に足のかかとが着いてしまうことにより、体重移動がスムーズにできません。基本打ちと打ち込みで厳しい稽古をするしかこの課題は克服できません。中段を崩さずに攻めて打突することを繰り返し稽古してください。

 

 保護者の皆様、本日は、朝早くから日本武道館にお集まりいただきお疲れ様でした。前回の少年少女武道大会からの感動が覚めない中で、期待した戦いでしたが、結果として新オーダーが機能せず、残念な結果となってしまいました。勝負の難しさと、本当の実力がまだ備わっていないことが課題として表れました。

 次は学年別個人練成大会です。いよいよ今年度夏の最後の練成大会となります。負けたら終わりの一発勝負です。自分の剣道を発揮してください。

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