西東京剣道大会 R6.11.4
エスフォルタアリーナ八王子において、西東京剣道大会が開催されました。八王子市剣道愛友会の代表として、当会から少年の部に5名、中学生の部に4名、一般女子の部に2名(1名欠席)が出場となります。
小学生の部は、1回戦の立ち上がり硬さが見られ接戦になったものの、順調に勝ち上がり、準々決勝で敗退となりましたが、第3位に入賞しました。個別に以下のとおり、感想を述べたいと思います。
先鋒はTさんです。前回の市民大会では自分の思うような剣道ができず悔しい敗戦となりましたが、自分のすべき課題を考え、今回の大会に臨めたようです。今回は自分から先にかけて打突して一本を取ることができました。そもそも返し技は上手なので、課題は自分から攻めて一本を取ることでした。今回自分から攻めて一本を狙えました。まだ、勢いで打っている技も多く見られましたが、相手の出端を作る攻めを考え、相手を動かす中で打突することができれば打突の好機を捉えることができるのではないかと思います。より攻撃の機会を考えて稽古を続けてください。
次鋒のIさんは、安定した試合運びでした。課題である2本目の技の作りや連続技の攻撃は見られないものの、実力はしっかり出したのではないかと思います。ただし課題である自分より強い相手に粘れない試合展開も見られ、今後の継続した課題の理解が必要であるように感じました。
中堅のH君は、試合の作りが悪かったように思います。それでも決定的な勝ちを取ってくるところは、自力の強さを感じます。求められるレベルも高くなっていることから、勝つのが当たり前の状況に責任も加わっていることと思いますが、確実な勝利を積み上げてくれます。ただし、今後は勝ち方が求められると思います。常に注目される選手として、試合をしなければなりませんので、勝つことはもちろん「勝ち方が問われる選手」であることを覚えておいてほしいと思います。このことを自覚して日々の稽古に臨んでもらいたいと思います。
特に今回、簡単に抜いて面や返して面で一本を取りに行った試合内容で、自分の良さが全くでなかった試合内容は反省点であると思います。
副将のHさんは自分の剣道を出せていたと思います。前衛陣が勝ってきており、勝負が決まっている中での自由な試合で、気分的には楽な状況での試合が続きましたが、後半は自分で決めるような状況も続く中で、しっかりと勝っていったのは、地力がついている証明となります。しかし、課題である自分より強い相手に粘れない試合展開も見られ、二本勝ちができる状況での一本勝ちもあり、今後の継続した課題への取組が必要であると考えます。
大将で決勝に出た補員登録のK君は、1試合だけの出場でした。いつでも自分が出場できる状況を作っておくのは、逆に試合に出て、上げていくことができない難しさを感じるところですが、しっかり自分の剣道を出してくれました。ただし、課題である、先に打って出る技や打突後の残心までの3歩の動きが全くできていませんでした。日ごろから注意して稽古していかなければ本番の時に体が動かないと思います。まだ自分の中に落とせていないようなので引き続き稽古を継続してください。
小学6年生は、これが最後の団体戦の大会となります。今後は、現在5年生と4年生が主力となって新しいチームが編成となります。今日出場した5年生が核となりますので、新チームをしっかり引っ張って行ってください。
中学生の部は、第7ブロック団体戦準優勝の3名と実力者の1名が選手として出場しましたが、1回戦敗退となりました。全員1年生のため、どのような剣道をするのか注目をしていましたが、多くの課題が見つかる結果となってしまいました。
先鋒のT君は、右手の握りが固く切先が伸びた打突が見られません。小手打ちのタイミングは良いものの、打突部位を外してしまうことが多く、やや雑な感じに見えます。試合展開の流れは悪くないものの、正面に立ち真っ向勝負をするので、もう少し返し技や抜き胴など体格にとらわれない剣道も検討してほしいと思います。また、飛び込み面は届いていないので、小手面にわたって間合いを稼ぐようなことも考えてほしいと思います。
次鋒のK君は、市民大会・第7ブロック大会と勝ち星には恵まれないものの、最近は安定した試合内容をしています。特に小手からの攻めが試合のリズムを作り、自分に良い流れを作れています。ただし、小手の打突の際に身体の重心が浮いているように感じますので、上方向に飛び出すのではなく、正面下もしくは右下方向に踏み込んで、打突に体重を乗せることも検討してみてください。今の打ち方も素早く打てていますが、打突が軽い印象なので、いろいろ研究してみてください。飛び込み面と返し胴があれば、もっと楽に試合を作れると思います。
中堅のN君は、市民大会・中体連のブロック大会と自分らしい剣道ができていました。新たに速い小手が打てるようになり、技に広がりも見せ、少しずつ勝ち方がわかってきているような印象です。ただし、自分よりパワーがある相手に押し切られてしまうのが大きな課題であり、今後どのように試合を組み立てていくか、そのためには、どのような技が必要になるのか、より深く考えなければいけません。方向性は間違っていないので、自分と同じような中型のタイプの選手がどのように大きな選手を倒しているのか、具体的に研究が必要ではないかと思います。
副将のT君は、良くも悪くもいつも通りの剣道でした。気合も入っており、一生懸命の剣道は感じましたが、技術的な上達が感じられません。特に打突前の攻めや崩し、相手を動かしての出端技などが全く見られませんでした。
打突力は強く、当たれば一本になるものの、中学生になって、論理上の一本の取る方法が研究できておらず、相手に合わせて打突を繰り返しているだけでは、当たっても偶然の一本との評価になってしまいます。このままの試合展開では、上位に食い込むことは難しいと判断します。逃げながら小手を打突する点や、返し技の少なさ、特に打突前の攻めの工夫を考えなければ、自分の思っている活躍はできないと思います。「技とは何か」を考える段階に来ています。
中学生のチームは、このままのメンバーに現在6年生が入って新チームとなります。学年も2年生となり、体力だけではなく技術力も上げて行ってください。
一般女子には2名出場予定のところ、急遽先方が欠場となり、大将の1名が当会から出場しました。先方のY先生が若い現役世代をきっちり引き分けにしてくれて、中堅のY先生が実力を発揮して勝利し、毎回勝ち数有利な状態で大将まで回してくれるので、今回は対象のA先生は無理に取りに行かずにきっちり引き分けでの試合展開が続きました。そのため、試合内容的にはあまり見るところはありませんでしたが、強い相手の大将に仕事をさせない安定した試合捌きに団体戦の勝ち方のお手本を見させてもらいました。中学生はこのような展開をしっかり理解してほしいものです。きっちり引き分けでチームを勝たせるテクニックは団体戦の戦術としては重要な勝ちきり方となります。実力がなければ相手をいなすことはできません。
今回、小学生の部は第3位、一般女子は優勝となりました。年内最後の大会となり新たな課題も見えたと思います。また、保護者の皆さんは朝早くからお疲れ様でした。
大会参加に係り、接待係に御協力いただいた保護者のHさんとMさん、ありがとうございました。おかげさまで無事大会を良い形で終えることができました。お疲れ様でした。
監督で入った、T・N先生、T・M先生お疲れ様でした。またよろしくお願いいたします。
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