JR東日本ジュニア剣道大会 R4.8.9

 夏の暑さが感じられる九段下、日本武道館に久しぶりに帰ってきました。コロナ感染症の様子を見ながらの大会開催に、関係者の御苦労に頭が下がります。

 今回の大会では、入場行進や錬成等なく、代表一名の整列による開会式を行い、寂しい中にもいよいよ武道館での試合ができる緊張感に身を引き締めて臨みます。

 団体戦は3名による戦いです。補欠に4年生のH君をエントリーし、開会式の出てもらいました。日本武道館の雰囲気を肌で感じてもらい、試合はできなくても来年ここで試合をするのだという気持ちを持ってもらうために登録しました。

 選手の3名は、要成館の先発メンバーで、全員5年生ながら、しっかり戦える選手がエントリーしました。

 試合は先行されるも激しい打ち合いで取って取られる試合内容で実力が拮抗しているチームとの戦いです。
 このようなチームと試合ができることは、選手にとって良い経験でしょう。それが日本武道館なら、なお良いということでしょう。

 先鋒のT君は自分から技を積極的に出しましょう。また、自分の勝ちパターンを作りましょう。勝ちがつかない状態が続きますが方向性は間違っていません。いろいろな人の剣道を見て感じて、自分に取り込んで刺激を強い相手からもらってください。

 中堅のK君は、闘志が表に出ないものの、一本を取る技や自分の形をもっている選手です。武道館でも自分らしい剣道を披露しました。あとは打突の強弱や攻めの強さが出ると、より自分の剣道の幅が広くなります。

 大将のN君は大将らしい胸を合わせた良い内容です。練成会からの試合に何かつかんだのか、努力がしっかり身を結んできています。打突にも確かな理合いが感じられて、これからは強い相手に稽古を積むように経験を積んでください。

 東京都の代表権をしっかりと取りきり、全国大会の経験を積んで、6年生になって実力を発揮できるように稽古していきましょう。

 
トップ アイコントップページに戻る