H30夏合宿 八ヶ岳北辰館研修センター(H30.8.4・5)


 猛暑の中今年も八ヶ岳の北辰館研修センターにおいて、恒例の夏合宿が開催されました。
集合は宝泉寺のご厚意により駐車場をお借りして、今年は一人の遅刻者もなく、無事集合しました。

 剣士たちはお見送りのお母さんたちに手を振り、一路八ヶ岳に出発しました。
高尾山ICからジャンクションまでは渋滞したものの、相模湖あたりからそれも緩和され、予定通りに八ヶ岳の合宿施設に到着しました。

 行きではマイクロバスに乗車できる人数の関係上、Y先生の車に中学女子5名の同乗をお願いしたものの、合宿所で合流したT先生は、別人かと思うぐらいにやつれて疲労した姿に、「車中に何があったのか」!決して語らない姿に、涙する館長なのでした。

 すみません!帰りは中学男子を乗せてください。女子はマイクロで引き取ります(笑)、でも御嬢さんも数年後にはああなりますよ。お覚悟!

 さて、到着後部屋に荷物を持っていきすぐに稽古着に着替えて午前中の稽古を開始します。午前中は木刀による剣道基本技稽古法をみっちりと学びます。1級取得者は日本剣道形を学びます。
合宿でなければしっかり時間をかけて学ぶことができない形稽古は、この合宿における重要な課題です。明日の級審査においても、しっかりできるように集中して学ぶことができました。

 お昼はこれまた恒例のカレーライスです。ん?カレーライス?お代わり自由??まさか!今年も彼は大盛りでおかわりしているのか?あぁ~!

 そんな食べて大丈夫なのか?
本人「大丈夫です。(にこにこ)」・・・・終わった。きっと今年も彼が1号君だ!

 みんなでカレーをほう張り食休憩。いよいよ防具をつけて稽古の始まりです。

 さすがは八ヶ岳、八王子では猛暑で昼からの稽古はちょっとキツイですが、こちらではばっちりです。準備体操に素振り、基礎の足さばきと進み、その時何か鋭い視線を感じる私!
その先にはD君!あぁ~。脂汗が!顔もどす黒くなり具合が悪そう。その瞬間、本人は「先生!気持ち悪いです。」今年も残念、1号君となってしまいました。

 玄関口で反省中のD君。さびしげな背中が哀愁を誘います。


 稽古は目標を、「強く・早く」として、一本の打突をより高めることに重点を置きます。稽古は暑さに負けず、激烈を極めプールにむけて?最後は円陣での素振りで全力を出し切ります。

  稽古後は、全員でお楽しみのプールです。
 はしゃぎまくる姿に、まだそんな力を残しているのか、明日はヘロヘロにしてやろうと強く心に決めて薄ら笑うA先生を横目に、鳥肌が止まらない館長なのでした。

 夜は花火大会に肝試し。幽霊役の保護者の皆さんお疲れ様でした。

  5日、すがすがしい朝は恒例の散歩と素振り。 女子は寝坊気味、あとから合流です。

   大人は朝稽古から始まります。

 食事は今年はお残しもなく行儀よくいただけました。

 さて、食休憩を済ませ、級審査の実施です。木刀による剣道基本技稽古法を実施し、切り返しと実技による審査が開始されました。
内容の良さに感心する会長先生、素晴らしい出来でした。何人かは道場で形の自主練をしているのをみて、北辰館の遠藤館長も「よく練習しますね。」とお褒めのお言葉をいただきました。

 級審査後は、締めの互角稽古です。各自が隙間を見つけて稽古を励んでいます。おぉ!そこにはD君も気合の稽古中、今日は昨日の分も取り返そうと必死の稽古です。
終了時間まで集中した稽古が続きます。

 こうして、事故なく夏の合宿を無事に終えることができました。この後は、ホテルでのお楽しみバイキングです。シャワーをあびて冷房が涼しいホテルの昼食となります。

 茶色の欲求!この半年間の炭水化物抜きダイエットを台無しにするラインナップ。

 帰りはいつもの小仏峠渋滞にはまったものの、問題なく宝泉寺駐車場にもどってくることが出来ました。
この合宿では,初参加のY]先生やN先生、Kさん夫婦や日帰りのKさんに後から合流のIさんなどたくさんの方々に支えられた合宿となりました。

 また、合宿に際し、バスの予約をしていただいたKさん、駐車場をご提供いただいたDさんや、寸志をいただいたY先生、お酒の差し入れをいただいたNさんのお父さん、花火の準備や調整役の保護者会など、様々な方のご協力をいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 最後に、気になることが一つ。食事の際の箸の持ち方、食べているときの姿勢、お茶碗の持ち方が非常にだらしない子供が多くみられました。
ご家庭で指導教育していただきたいと思います。また、肘をついて食事したり、片足を上げて座ったりといった状況も見られました。よろしくお願いします。
 
合宿は、普段稽古で見られない顔を見せてくれます。その子供の日常に触れ、さらに性格を理解し考えることができます。
何より、学年を超えてみんなが結びつくきっかけとなることに稽古以上の意義があります。ぜひ皆さんの参加をお願いします。

 今年もぐったり、しかし心地よい疲労感に包まれて、合宿で残ったビールを飲む館長でした。

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