2021 新年あけましておめでとうございます

 新型コロナウイルス感染症が収束の兆しを見せないまま年越しとなりました。
昨年度は,すべての大会が中止となり,感染症対策として稽古も自粛と,年間を通して難しい一年でした。

 中学3年生や小学6年生は,その世代最後の集大成として,全国大会や都大会を目指していたところ,大会がなくなりやるせない気持ちでいっぱいと思います。
過去にも「東日本大震災」の影響による選抜大会中止など,自分の力ではどうにもならないことによって,悔しい思いをしてきたました。
 しかし,昨年は一年を通しての自粛となり,より大きな影響がもたらされました。

 全剣連は11月から,昇段審査や各種大会を再開し,万全な感染症対策のもと,各道場においても稽古が再開されました。
ここにきてやっと希望の光が見えてきた状況ではありますが,一方でコロナウイルスの変異体の感染が新たに見つかるなど予断を許さない状況です。
 また,感染者も無自覚者の増加に伴い,新たな感染者は千人を超える勢いです。また,近頃の感染者は無自覚症状者であるので,本人も無自覚のまま稽古に参加してしまうため,水際での防御が難しくなっています。

 ワクチンの安全性も,まだまだ信用できない状況に,今年のスタートも慎重にならなければと感じています。道場生の皆さんも今年の稽古が継続してできるように,各自が注意を払って稽古に参加するようにお願いいたします。

 今まで当たり前のように稽古してきたことが,実はそうでなかったことを改めて思い知らされた一年でした。

 1月には選抜予選,2月には4・5段昇段審査会・6段審査会と活動が再開されています。残すは錬成大会の再開だけです。いつでも試合に出れるように,今できることをしっかりとやっていきましょう。稽古ができない条件はみんな一緒です。

 こんな時こそ自分が試されるのです。

 「不足」を不満とするのではなく,「足る」を知ることが大切です。今できることをしっかりととらえて今年一年を新たに迎え入れて稽古しましょう。

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